傳
はかない縁のつらなりの中で
和久傳のふるさとのそばには、伊勢神宮にゆかりの深い元伊勢三社が鎮座しています。伊勢神宮からはるばる届いたその種籾を、元伊勢に守られてきた地で育てる。市野々の水に育まれて米になり、周枳の水で酒に醸され、二俣の水で漉かれた紙をまとい、和久傳と共にまた次の時間の中にある。飽きることのない人々の情熱ともに、ひと粒から生まれる恵みをこれからも大切に見守り続けていきたい。